当時夢中になったヒーロー同士の夢の共演って、幼いときに古いシリーズを見ていた僕にとっても、タイトルを見るだけで胸がアツくなれるほどのワクワク感がありました。
だけど、実際に映画を見終わってみると、なんだかちょっと時代を感じてしまったのか、コレジャナイ感がとっても強く残る結果になってしまいました。
今回見た映画→平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦
僕が幼い頃に見ていたのは仮面ライダーBLACK→BLACK RXっていう流れあたりです。もちろん、それ以前の仮面ライダーシリーズは幼いながらビデオでしっかり見ていましたが、その当時って登場ヒーロー自体が少なかったからか、歴代のヒーローが助っ人にくるっていうそれだけで胸がアツくなれたんだけどなぁ。
今回見たヒーロー映画はこちら。
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昔の仮面ライダーだったら、話の内容自体もシンプルで、単純に悪と闘う正義っていう図式だけでよかったから楽しく見れたんです。
だけど、今のヒーローものっていうのはザックリいってゴチャゴチャしすぎてどこを見ればいいのかサッパリわからない。悪がどれかはひと目でわかる、けど正義と正義を戦わせることにどれほどの意味があるのかよくわからない。この無意味な三つ巴な図は何なんでしょうか。三つ巴合戦になった背景がわからないと、まったく楽しめないから何度か見なきゃいけないハメになる。
登場するヒーローが多すぎてヒーローごとの見せ場格差がスゴい
こういうヒーローが一同に介するシーンならまだちょっとわかる面もあるんだけど、いざ戦闘が始まったらどこを見ればいいのかゴチャゴチャしすぎてよくわからなくなってしまいます。
なんだか取っ組み合いのケンカですね。中でも自分が好きな仮面ライダーを探す方に集中してても、ほんの一瞬映って終わりってパターンが多すぎる…。ここにヒーローの中にも格差というのは存在するんだなと思ってしまった。
ところ変わって海辺でのバトルシーン。もうすこし薄暗い中でやってほしいってくらい、サンサンと日光が輝いてますね。
最近のライダーって色んなタイプにチェンジするんだ…知らなかった…
仮面ライダーって肉体を改造されてもともとが強いっていう設定だったのが、いつからよくわからない仕様に変化したんでしょうか。仮面ライダーBLACKがBLACK RXに進化したのとはまたちょっとワケが違いそう。
BLACK→BLACK RXって進化じゃなかったっけ?なぜここに2人いる?まぁ、最も思い入れのあるライダーだから、個人的にはこういうのも悪くはないなと思ってしまいましたが。
劇中、ライダー1号に手渡されたアイテムで変化する主人公っぽいライダー(鎧武?)のワンシーン。さすがにこれは…ちょっと…冗談キツいでしょ。
さすがにこんな姿で飛び掛ってこられたら、敵さんもビビるでほんと。
そして究極の合体っぽいこれ。1号が身体のパーツに。もうちょっとなんとかならなかったもんなんでしょうか。これはさすがに、お世辞にもカッコいいとは言い難し。また、昭和なら中心的存在だった仮面ライダーV3も、登場シーンはほんのちょっと。なんだか物悲しささえ感じさせてくれる作品です。
戦隊ヒーローとのコラボって…いる?いらないでしょ
ただでさえライダーと怪人が多く登場している中に、さらにメンバーが多い戦隊ヒーローが混じってきたらちょっともう意味がわからない。
悪の首領をこのコラボしたロボットで瞬殺してしまうところがちょっと悲しい。悪の首領といえばナンバーワンですよ。さすがにメインの敵ではないからといっても腐っても首領。その扱いが瞬殺なんてちょっとひどい。
昭和と平成でわけるっていうのもあんまりスッキリしない分け方かな〜。真・仮面ライダー、仮面ライダーZO、仮面ライダーJといった平成に作ったライダーも、昭和に分けられてますし。どうせなら今風と古風でわければよかったのに(あんまり変わってない)。
タイトルに胸アツしても、本編では思ったほどのワクワク感を感じることができませんでした。ヒーローものは単純明快な図式が一番と感じるのは、昭和人間だからなんでしょうかね。
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