もっと早くに作業すれば良かった。
レンタルサーバーの移行を考え始めてからおよそ3年、ようやく重い腰を上げてレンタルサーバーの移行を実行しました。
wpXレンタルサーバーからシン・レンタルサーバーに乗り換えた経緯
2012年からWordPressブログで運営をスタートさせたわけですが、その際レンタルサーバーとして選択したのがwpXレンタルサーバーでした。お手頃価格なWordPress専用レンタルサーバーとして人気を博しましたが、2019年10月をもって新規受付を停止。
それに代わるサービスとしてwpX Speedの提供が開始されましたが金額的にいまいちピンとこず、だらだらとwpXレンタルサーバーの契約更新を続けてきました。
今年はどうしよう、来年でいいかを繰り返して早3年。たまたまwpX管理パネルにログインした際に目にしたシン・レンタルサーバーという文字を見かけたのがきっかけに今年こそ移行しようと思い立ったのでした。
シン・レンタルサーバーに移行してみての所感
シン・レンタルサーバーに関する特徴なんかはリンクを見てもらったほうが絶対早いと思うので、あえて多くは語りません。ただ・・・
圧倒的にサーバー代が安くなった
そして・・・
体感としてサイト表示が速くなった
ということを実感できています。
特にどれくらい表示スピードが速くなったのかというのは実際に測ったわけではないのであくまで「体感」ですが、それで感じ取れるくらいには「速いな」って思います。
また、料金についても24年3月4日までは30%オフというのも大きかったです。そのため今回は2年で1万3848円になるベーシックプランを契約しました。
単年で見ると6924円、2年後に割引価格でなくなったとしても2年契約なら9900円。wpXだと1万3200円/年だったので、それでもこれまでより3300円お得に利用することができちゃうのです。
wpX環境からシン・レンタルサーバーへの移行には難アリ
所感だけだと良いことじゃん!と思えるわけですが、wpX(おそらくエックスサーバーなども同様)からシン・レンタルサーバーへの移行はちょっと難あり。レンタルサーバー乗り換え初心者の僕がつまづきかけたポイントについて紹介します。
「WordPress簡単移行」を使った引っ越しができない
「WordPress簡単移行」とは、必要な情報を入力するだけで他社サーバーで運用中のWordPressサイトを自動的にシン・レンタルサーバーへ移行することができるというありがたい機能ですが、これが使えません。
他社サーバーからの移行であれば、この機能を使えばほぼ難なくサーバー移行が可能なのでしょうが、できないものはできない!
wpXからシン・レンタルサーバーへの移行は、wpXサーバー上から一旦ドメインを削除→シン・レンタルサーバーにドメインを追加してから行うことになります。つまり一時的であれ運営中のWordPressサイトにアクセスできない状況が発生してしまうというわけ。
そこだけ注意すればいいわけですが、なんせサーバー移行がはじめてなもんだから、実際に完了するまではドッキドキなわけですよ、はい。
wpXからシン・レンタルサーバーへの移行の流れ
ではどうすればよいのか。その流れについて簡単に解説していきます。あくまで僕がやってうまくいったってだけなので、参考になるかどうかは定かではありませんが、まあ今も無事WordPressの運用ができているので問題はないと思います。
- ①運営中のWordPressのバックアップをとる
現在運営中のWordPressのデータをプラグインを使ってまるっとバックアップします
- ②wpXレンタルサーバーからドメインを削除する
バックアップをとったことをしっかりと確認したら、wpXレンタルサーバーに登録しているドメインを削除します
- ③シン・レンタルサーバーにドメインを追加する
wpXレンタルサーバーから登録ドメインを削除したら、シン・レンタルサーバーにドメインを追加します
- ④追加したドメインでWordPressをインストールする
ドメインが追加されたら「WordPress簡単インストール」を利用してシン・レンタルサーバーにWordPressをインストールします
- ⑤phpMyAdminにログインする
シン・レンタルサーバーのphpMyAdminにログインします
- ⑥MySQLにバックアップしたデータをインポートする
MySQLにバックアップしておいたsqlデータをインポートします
- ⑦FTPクライアントを使ってバックアップデータを追加する
FTPクライアントなどを利用して「public_html」以下の必要なデータをアップロードする
おおよそですがこんな感じの流れになります。
①運営中のWordPressのバックアップをとる
なにはともあれ、まずはWordPress運営サイトのバックアップをとるところからがスタートです。バックアップの方法としてはFTPクライアントを用いて全データをローカルにダウンロードするといった手もありますが、プラグイン『BackWPup』を利用する方法が最も簡単で間違いがないと思います。
参考 BackWPUpで確実にWordPressのバックアップを取る方法
上記リンクを参考にバックアップに成功したら、バックアップデータをダウンロードして解凍しておきます。
②wpXレンタルサーバーからドメインを削除する
ここからが失敗できないドッキドキゾーン突入です。wpXレンタルサーバーの管理画面にログインして、登録ドメインの削除を行っていきます。
wpXレンタルサーバーの管理画面にログインしたら、「サーバー管理」タブの「ドメイン追加設定」の項目にアクセスし、シン・レンタルサーバーに移行したいドメインのメニューから【削除(確認)】をクリックします。
ドメイン削除の確認画面が表示されるので、削除するドメインをしっかり確認して【ドメインの削除(確定)】をクリックします。ドメインの削除をクリックしたら、サイトにアクセスしてもエラーになってしまいます。後戻りするならここでキャンセルするほかありませんのでご注意を。
③シン・レンタルサーバーにドメインを追加する
シン・レンタルサーバーの管理画面にログインしたら、【サーバー管理】をクリックしてサーバー管理画面を表示します。
サーバーパネルが表示されたら、ドメインの項目にある【ドメイン設定】をクリックします。
ドメイン設定画面が表示されたら、【ドメイン設定追加】をクリックしてドメインを追加していきます。
「ドメイン名」の項目に追加する予定のドメインを入力し、必要に応じて「無料独自SSLを利用する(推奨)」「高速化・アクセス数拡張機能「Xアクセラレータ」を有効にする(推奨)」にチェックを入れて、【確認画面へ進む】をクリックします。
確認画面で内容を確認し、問題なければ【追加する】をクリックします。
追加されたドメイン名やURL、設定内容が表示されます。
「ドメイン設定一覧」で確認すると、追加したドメインに「反映待ち」「Aレコード相違」といった内容が表示されます。これらの表示は時間が経過すればそのうち消えます。僕は念のためこれらの表示が消えてから続きの作業を行いましたが、反映待ち中でもデータのアップロードやメールアカウント作成などを行うことができます。
④追加したドメインでWordPressをインストールする
サーバーパネルの「WordPress」の項目にある【WordPress簡単インストール】をクリックして、それまで設定していたドメインのサイト名やユーザー名、メールアドレスを入力します。データベースについては「自動でデータベースを作成する」を選択しておきます。
テーマについてはバックアップデータがあれてきとうに選択しておいても問題ありません。これらを入力・選択しいたら【確認画面へ進む】をクリックします。
確認画面では、作成されたMySQLのデータベース名とユーザー名、パスワードも表示されるので確認して【インストールする】からWordPressをインストールします。
WordPressのインストールが完了しました。
⑤phpMyAdminにログインする
サーバーパネルに戻り、データベースの項目にある「phpMyAdmin」にアクセスし、MySQLユーザー名とパスワードを入力してログインします。
⑥MySQLにバックアップしたデータをインポートする
【インポート】タブをクリックします。
プラグイン「BackWPup」でバックアップをとっておけば、バックアップファイルの中にsplデータも入っています。このsqlデータをインポートすれば、8割方WordPressのサーバー移行作業は完了です。
⑦FTPクライアントを使ってバックアップデータを追加する
バックアップしていたデータをFTPクライアントを利用してアップロードしていきます。アップロードする場所は「ドメイン名>public_html>wp-content」以下の場所になります。僕はまるっとアップロードして不具合が起きると自分で解決できるか自信がなかったこともあり、個別にアップロードしました。
僕がアップロードしたファイルは上画「wp-content」以下にあるプラグイン関係のフォルダ(plugins)とテーマ関係のフォルダ(themes)、そしてアップロード関係のフォルダ(uploads)です。
これで今のところ特別に何かを操作したということもなく、新しい環境でも問題なくWordPressの運用ができています。
3/4から5/20の12時までの契約でお得にサイト運営をスタートできる
3月4日の12時から5月20日のお昼12時までの間にシン・レンタルサーバーで12ヶ月以上の新規契約でWordPressサイトの運営をスタートさせると、利用料金が50%がキャッシュバックされるお得なキャンペーンが展開されています。
ちょっとサイト運営を始めてみたいという人から、今のレンタルサーバーにちょっと不満があるという人も、この機会に試してみてはどうでしょう。僕は今回のサーバー移転は個人的に正解だったなと感じています。
コメント