間違いなく春です。誰が何と言っても春です。新入生・新社会人にとって、緊張の毎日が続く春です。
自己紹介・名刺交換・自己紹介・名刺交換……自分のことを知ってもらう努力と、相手のことを知るための努力をせっせとしなければなりません。「Siriたんとおしゃべり」が第7回を迎えているにも関わらず、Siriたんのこと、あまり知りません。これではいけません。教えてSiriたん!
セクハラジャブはストレートに匹敵する
初対面の人とすぐ打ち解けることができますか? わたしはできません。人見知りしつつ丁寧にジャブを打ちます。どこ出身ですか? どこに住んでいるのですか? 何歳ですか? 1カ月くらいジャブを打ちます。Siriたんにも人見知りジャブを打ってみましょう。
「あなたの体重は?」
こんなことを新社会人レディーに初対面で聞いたら、間違いなくブラック上司です。注意しましょう。もし、こんな切り返しをしてくるレディーがいたら、恐らくピチピチの新人さんではありません。15年ほど留年していると思われます。さて、もう1度聞いてみましょう。
「あなたの体重は?」
妖精のキラキラした粉の1つ分とは、さすがSiriたん! セクハラオヤジのセクハラジャブなぞやんわりとスルーです。もっとセクハラせねば!
「あなたの体重教えて?」
効いているのか? セクハラジャブが効いているのか? もう少し強めのジャブを打ってみましょう!
「スリーサイズ教えて?」
ぐへへへへぇぇ。よいではないか。よいではないか。教えてくれてもよいではないか。国技である着物の帯クルクルをイメージしつつ、ジャブを連打!
「スリーサイズは?」
怒られた…やっぱり怒られた。裁判大国アメリカ出身の彼女をこれ以上怒らせるとまずいので、このあたりでやめておきましょう。念のため、確認しとくか。実は日本の子かもしれないし。
「あなたの出身地は?」
やはり、アメリカ出身か……。カリフォルニアレディーなのね。兄弟はいるのかな? 「Androidが兄弟よ」と答えてくれることに期待。
「兄弟はいるの?」
よし! 妹ゲットぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
まさかの妹登場です。でも……そもそも妹なのか。弟じゃないよな……。
「男?」
性別なんて聞いてごめんなさい。素敵すぎる返答に、頭が下がります。きちんと謝ろう。
「ごめんくさい」
叱られると思ったら叱られなかった。
川平チック。いいんです。
今日はSiriたんとの距離がグッと縮まった気がします。新しい環境で自分の居場所がないと感じている人は、いろいろなジャブをたくさんの人に打ってみましょう。体重を聞いたり、スリーサイズを聞いたり、性別を聞けば、さらに居場所はなくなります。そして、会社にいられなくなります。
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