「なくすをなくす」ってカッコいいね!
最近格段に知名度が上がってきたなというIoTサービスのひとつ『MAMORIO』。
世界最小のタグをBluetooth経由で専用アプリと連携することで、大事なモノの紛失を未然に防ぐことを目的としたサービスです。
万が一紛失してしまったとしても、タグの位置情報からどのあたりで紛失したのか、はたまた単に自宅に置き忘れただけなのか、そういった部分もアプリで確認できるところに安心感が持てる二段構えのサービスなのですよ。
「MAMORIO」の特徴は大きくわけると3つ!
「MAMORIO」が類似サービスと大きく違うところってなんだろな?と考えてみると、いくつかの特徴が浮かび上がってきます。
- 世界最小のIoTタグ
- タグの充電が必要ない
- クラウドトラッキング機能で紛失しても見つかる可能性が高い
といったようなところ。
特にこのタグは電池が内蔵されているため、充電をする必要がないっていうのは毎日利用する上ではこの上なく楽な点だと思います。
まあ、電池を消耗してしまうと買い換える必要があるというのはデメリットにもなり得るかとは思いますけどね。
とはいっても、この小さなタグの中に1年以上使えるバッテリーが内蔵されていると思えば、日々充電する手間を考えるとつけっぱなしでいい分使えることは間違いないと思います。
だって、充電するとなるとそのうち面倒くさくなってつけるのやめちゃうでしょ?
そうなったら本末転倒ですもの。
タグをアプリに登録するだけですぐに見守り開始!
さて、このMAMORIOも製品を実際にお借りして利用する機会があったので試してみることにしました。
まずはユーザー登録を行ってMAMORIOのタグをBluetoothペアリングで登録していきます。
あとはタグを取り付ける大まかなカテゴリーを選択して、スマホの画面上にMAMORIOをポンッと乗せておけばタグ登録が完了します。
人によって大事なものって様々ですからね。
財布に入れておく人、バッグにつけておく人、認知症の高齢者や小さな子ども、ペットなんかにも需要は多いそうです。
リンクしたタグを付けているモノの情報をアプリに登録することで設定は完了。
これ以降はBluetoothをオンにしておく限り、MAMORIOが忘れ物、紛失を防止するよう見守りを開始してくれます。
位置情報でどこにあるかが把握できるようになる
さて、MAMORIOの利用を開始したからといって、普段は特に何も行う必要はありません。
Bluetoothをオフにしない限りは本当に何もすることがない。
タグを取り付けたモノが手元にあるか、手元から離れた場所にあるかくらいのものです。
初日はとにかく通知の嵐。最適化して通知頻度を軽減させるべし
実際に利用した感覚としては初日はとにかく通知がすごいなという印象が強いものとなりました。もちろんこれは日を追うごとに学習し、改善されるためさほど問題にはならないかと思いますが、何も知らずに使い始めるとちょっとビックリするかも。
「財布は手元にありますか?」との問い。はい、あります。
数日利用してみて、それでもちょっと通知がうるさいなーと感じた場合は通知を最適化することで過去の学習データを元に通知頻度を抑えてくれるようになります。
通知を最適化すると、確かに驚くほど静かになりました。逆に不安になるくらい静かですよ。
まあ、普段手元から離さないようなものであれば、静かであることがちょうどいいともいえますね。通知が鳴ったらそれは紛失一歩手前だよっていうことですから。
もしも大事なモノを紛失してしまったら…探し方は2通り
MAMORIOはタグを取り付けたモノと連携しているスマホが一定の秒数離れた状態になると、忘れていませんか?ということを通知で知らせてくれます。
しかし、ときにはそれに気づかない場合もあることでしょう。
世の中には絶対はないのです。あるのは「絶対」という言葉だけ。というわけで万が一紛失してしまった場合もMAMORIOでは2つの対応で紛失したモノを探すことができます。
サーチ1:自分で探す
その名の通り、自分で探すモードが搭載されています。
なんとも大雑把な印象ではありますが、確実に付近にあるはずだけど不安を感じるときに、大雑把でも付近にあることがわかればそれだけで安心感ってだいぶ違ってきますよね。
手当たり次第に付近を捜索すれば必ず出てくるんですから。意外と重宝する機能だと思います。
サーチ2:クラウドトラッキング機能でみんなで探す
位置情報で紛失場所がわかる、自力で探せるというのが強みでもありますが、例えば紛失したモノが移動してしまった場合や実は盗難だった場合、最後に記録した位置情報からでは探し出すことは不可能です。
そんなときに活躍する機能が「みんなで探す」という機能です。
このモードをオンにしておくと、自分以外のMAMORIOユーザーが自分がMAMORIOタグのついている紛失物とすれ違ったときに、その場所を自分に通知してくれるという機能。
すれ違い通信のようなもので、すれ違った他のMAMORIOユーザーにはそれらの内容は通知されません。つまり、他ユーザーは意識することなく他のMAMORIOユーザーが万が一大事なモノを紛失したときに、モノ探しの手助けをしてくれているということになります。
紛失したモノの位置情報以外の情報が出ることはないためその点も心配は不要ですね。
よくモノをなくす、大事なモノの管理には神経質だという人に特におススメできるサービスだと思いますぞ。
編集後記
こちらも週アスNo1094でインタビューさせていただきました。非常にアツい方々でした。このサービスはいろんな場面で応用がきくし、落とし物はMAMORIOがすべて管理するという世の中が本当に実現する日が来るかもしれません。
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