突然来るお知らせほど、怖いものはないよね。
Android端末なら、SDカードを端末に挿入してデータを保存しているという人がほとんどでしょう。SDカードにデータを保存していれば、絶対に安心。
本当にそう思っていますか?
もし、本当にそう思っているのであれば考えを改めるべきです。データは突然消えてしまう可能性がある。←これ。
歓迎されない通知ほど、突然やってくるものなのです。
そうは言っても読み込めないものは仕方がない。フォーマット(初期化)するか…と安易に実行してしまうのもちょっと待って!
読み込めなくなってしまったSDカードのデータは復元できる可能性があります。フォーマットを実行する前にまずはあがいてみませんか?
今回はそんな歓迎されない悲報を受けた場合のあがき方と、起こってほしくはないけれど万が一に備えたバックアップについて考えてみたいと思います。
悲報は突然やってくる。誰もが予測できないタイミングで…。
前述した通り、SDカードにデータを保存しているからといって、それが絶対に安心であるとは言い切れません。突然データが読み込めなくなるといった事態は、いつ何時でも起こりえることなのです。
SDカードが読み込めなくなってしまった可能性の特定は難しい
SDカードが読み込めなくなってしまった場合、なぜ読み込めなくなってしまったのかという原因を特定することは容易ではありません。
「スマートフォンを落とした直後」などに表示された場合はなんとなく原因は「落としたから」かなという想像はつきますが、何の前触れもなく突然表示されたという場合はまずわからないでしょう。
SDカードが読み込めなくなってしまった場合、まずはどうすればいいか考えていきましょう。
安易にフォーマットはしない! まずは色々と試してみること!
実際のところ、突然「SDカードが破損しています」なんて表示を見ると、パニックになってしまうことでしょう。僕も同じです。
何度か経験はありますが、この通知は完全に不意をついてくるもので、いつも「うわ〜!」って思っちゃうのが正直なところ。
「SDカードが破損しています」なんて通知領域に表示されると焦ります。そしてその通知をタップすると「フォーマットしますか?」と悪魔の囁きのごとく尋ねられます。だが待ってほしい。「はい」をタップする前に、まずは色々と試してみましょう。
①スマートフォンを再起動してみる
何らかの原因で単純にSDカードが読み込めなかっただけ、という可能性があります。
再起動してみて、SDカードが読み込めるかどうか確認してみましょう。1度目でSDカードを認識してくれることもありますが、場合によっては何度か再起動することで再びSDカードを認識してくれることもあります。
②SDカードがちゃんと挿入できているか確認する
落とした直後だと、原因はこれかな? と、なんとなく感じることもありますが、時間が経ってから効いてくることもあります。
SDカードの挿入口から1度取り外してみて、再度しっかりと挿入してみましょう(操作を行うときは電源を切っておく方が吉)。
しっかりとカチッと音がしたのを確認してからスマホの電源を入れてみましょう。
③パソコンなど、他デバイスで認識しているか確認する
①②の方法でもSDカードを認識することができなければ、別のデバイスではSDカードが読み込めるかどうかを確認してみましょう。
パソコンでSDカードが読み込めるようであれば、スマートフォン側に何かしら問題があるのかもしれません。再度①②の方法を試してみましょう。
パソコンで読み込むことができないようであれば、いよいよフォーマットしなくてはならないのか…と、少し緊張が走ります。
だがしかし待ってほしい。
諦めるのはまだ…早い。
SDカードのデータの復元に挑戦してみよう
SDカードのフォーマットを実行する前に試してみたいこと。それがデータの復元です。今は便利な時代ですね。フリーでも優秀なデータ復元ソフトがけっこう色々とあります。
僕は数年前に1度だけお世話になったことがありますが、無事にデータを復元することができました。
データ復元ソフトを以下に紹介していきます。
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などなど。対応についてはWindowsについてはVista・XPなどは省略しています。基本的にはシェアウェア(無料体験)のものがほとんどですが、試してみる価値はあります。
SDカードに限らずデータの復元は、時間が経てば経つほど困難になってしまいます。また、確実に復元できるとは限らないという点も考慮しておかなくてはいけません。
ここでデータを復旧できれば儲けもの。そんな気持ちで復旧作業にあたってもらえればいいんじゃあないかと思います。
頑張ってみたけど復旧できなさそう→あきらめてフォーマットだ!
データ復元ソフトを使って頑張って(頑張ってるのはソフトの方だけれども)復元を試みたけど、うんともすんともいかなかった。そしたらもう、あきらめてフォーマットするしかないと思います。
後悔先に立たず。
思い出は胸にしっかりと刻みつつ、潔くフォーマットしてしまいましょう。
後悔する前にやっておきたいスマホデータのバックアップ
後悔しても、失われてしまったデータは戻ってきません。失ってしまったデータは記憶に残して、また心新たに記録を残しておきましょう。
誰も好き好んで後悔したいわけではありません。できることなら後悔せずに生きていきたい。それなら失って気付く前にデータのバックアップをいくつかの方法でやっておくといいでしょう。
①パソコンにまるごとデータをバックアップしておく
SDカードのデータに何かが起こってしまう前に、データをパソコンにバックアップしておくといざというときに役立ちます。Windowsの場合はCドライブ・DドライブなどにポイっとSDカード内のデータを丸ごとぶっこんでも…いいと思います。
SDカードの中がどういうフォルダ階層になっているのかさっぱりっていう人は、丸ごとぶっこんでしまいましょう。それが一番間違いない。
フォルダ階層について理解ができている人の場合は、必要に応じて画像フォルダだけとか、連絡先のバックアップもとか、そういった具合で必要に応じてバックアップを行いましょう。
②外付けハードディスクにバックアップしておく
もう1つの方法として有効なのが、外付けHDDにもSDカードのバックアップをとっておくこと。パソコンにだけバックアップしておくと、パソコンに何かしら問題が起きたときにデータが取り出せなくなってしまう可能性もあります。
パソコン用のデータ復元ソフトで復元できる可能性もありますが、SDカードの場合と同様絶対に復元できるとは限りません。
バックアップ先はいくつか用意しておくことが重要です。
ちなみに僕のおすすめはコレ。
③Google最強サービス2種を利用する
Googleの最強サービスと言い切ってしまっても過言ではないでしょう2つのサービス、ご存知ですか?
Googleフォト、そしてGoogle Play Music。この2つさえ利用していれば、もはやSDカードは不要と言い切ってしまってもいいでしょう。
これからの写真・動画保存はGoogleフォト、音楽データはGoogle Play Musicで完璧です。
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④各種クラウドストレージにバックアップする
可能性としてはそれほど高いとは思えませんが、パソコン・外付けHDDともに突然問題が起きないとも限りません。そうなった場合でも、クラウドにデータをバックアップしておけば安心できます。
●Dropbox(初期容量2GB)
●Googleドライブ(最大15GB)
●Box(10GB)
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●OneDrive(15GB)
●Yahoo!ボックス(5GB)
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●Amazon Cloud Drive(5GB)
などなど、探せばたくさんのクラウドストレージサービスが展開されています。まずはいくつか試してみて、使いやすいなと感じたサービスを利用しましょう。
また、1つのサービスに依存することなく、複数のサービスを使ってバックアップしておくとより安心度も増すんじゃあないかと思います。
番外編:SDカードにインストールしていたアプリはどうしたらいい?
ある意味では、SDカードに移動していたアプリのデータ問題が最も厄介な問題になるかもしれません。もしもSDカードを再び認識することができたとしても、アプリが復活できているかどうかは神のみぞ知る領域かも・・・。
もちろん、Google Playから再インストールしてもOKなのですが、インストール履歴がずらりと並んでしまう以上、よく使っていたアプリでもない限り覚えておくことは難しい。
アプリについてはアプリ専用のバックアップアプリを利用しておくと心強いと思います。
こちらは僕の過去の実体験。SDカードに異常が起きたあと、無事読み込みはできるようになったけれどもアプリのデータがおかしくなってしまったケースです。
どういうことかというと、要はアプリが起動できない状態になっているってことです。
SDカードに移動していたアプリだけ。ここで注目したいのは、読み込めない状態だと、アプリ名がわからない。
パッケージファイル名しか表示されないのです。なんとなくあのアプリだろうなという推測こそできるものの、Google Playからアプリを再インストールしようと思ったらちょっと大変。
だけど、アプリのバックアップアプリを使うと、複数のバージョンのアプリのバックアップファイルから復元してくれるので迷うこともありません。
など。アプリのバックアップの場合、前バージョンに戻したいといったニーズにも対応できるので重宝するでしょう。
編集後記
エントリー内容が少々古くなったので、アップデートしました。
大事なデータを失う喪失感、悔やんでも悔やみきれるものではありません。できることならそんな喪失感を味合わないでいいように、定期的にバックアップを行うように心がけておきたいものですね。
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