これはちょっと異色な感じがプンプンするブラウザですね。
スマホのブラウザといえばタブブラウザが主流ですが、『PopWeb Free』はこれまでのブラウザとはちょっと趣が違います。ブラウザで表示されているリンクを開くときの動作がなかなか面白い。
リンクを親子で結ぶ遊び心あるブラウザ
このブラウザのキモとなるのがリンクの開き方。他のブラウザと違い、リンクを開くとタブがリンク元(親)とリンク先(子)を線で結んで親子関係を示してくれます。
初回ブラウザの起動時はこんな感じでオレンジ一色。【New Space】をタップしてブラウザを起動します。
「Search or Enter a URL」に検索キーワードを入れるかウェブサイトのアドレスを入力します。キーワードを入れればGoogle検索の検索結果が表示されます。リンクをクリックすると、新規タブでリンクが表示されます。リンク元(ここではGoogle検索)とリンク先(ここではガシュログ.com)が線で結ばれています。
リンクを開くとどんどん増殖して親子関係が見えてくる
ウェブサイト内のリンクをタップすると、タップした数だけ子が生まれます。パソコンでもスマホでも、リンクをタブで開けば開くほどゴチャゴチャしてしまいがちですが、『PopWeb Free』ならなんとなく見やすく感じてしまう不思議。
ブラウザの戻るボタンをタップせずとも、こんな感じでリンク元を辿っていけば、戻りたかった分岐点に戻ることも簡単です。
リンクタブのスペースは自由に変更できる
表示しているタブはサイズやポジションを自由に配置・変更することができます。
タブ自体を移動させるときはアドレスバー部分に触れたまま指を動かすことで自由に移動させることができます。また、右下のオレンジ部分に指を置いたまま指を動かすことで、これまた自由にサイズも調整することが可能です。レスポンシブデザインを採用しているウェブサイトの場合は、当然ながら、サイズに合わせてウェブサイトのスタイルが変化します。
ブラウザメニューで親子関係の解消も可能
言葉的にはなんだか適切とは思えませんが、メニュー項目もなかなかに豊富です。
メニュー項目を開く場合は、個別のブラウザタブの左上をタップします。すべて英語ですが、さほど難しい単語でもなく、アイコンもついているのでフィーリングでなんとなくわかるかと思います。
「Remove parent link」で親とのラインが消え去ります。「Remove child links」なら子以下とのラインを途切れさせてしまいます。まぁ、独立宣言みたいなものですかね。
それでもやっぱり内容は全画面で見たい!
うん、まぁそう思うのはごもっとも。さすがにサイズを自由に調整できるとはいっても、正直言って小さいサイズではなかなか見づらいものがあります。
特定のタブをフルスクリーンで表示するには、アドレスバーの部分をダブルタップしましょう。普段見ているブラウザと同じようにウェブサイトを見ることができます。再度ダブルタップで元に戻ります。
結局、このアプリの使いどころは?
使いどころというよりは、どういう人に向いているかという問題になってくると思うのですが、ブラウザ上で「戻る」「進む」を多用する人なら、いっそ『PopWeb Free』を使う方がいいんじゃないかなと思います。個人的にはなんだかIE6が究極に進化した姿みたいなイメージですね。
アプリのダウンロードはこちらから
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