なんだただのクソアップデートか。
ふとWindows 10のCreators Updateを適用しようとなんの気なしにアップデートを行ったら日本語入力、アルファベット入力問わず文字入力が一切できない状態に陥ってしまいました。
ありえねえ。
よりによってなぜそこがおかしくなるわけ?
と不満タラタラ、アップデートでどんな変化があるのかを十分に確認することなく元に戻すことにしました。
こうなってしまった原因ってきっと環境的な要因が大きいとは思うものの、僕は専門家ではないんではっきりとした原因はわかりません。
ただただ「使えない」その思いだけが先行し、イライラを募らせた挙句元の状態に戻すという選択をとりました。
その選択に後悔はなかったものの、元のWindows 10に戻したあとにも問題が発生しました。
今回はそんな問題を解消した方法を紹介します。
元のWindows 10に戻しても入力できぬIME
文字入力ができなくなってしまったことに、Creators Updateを適用したことが原因のひとつが影響していることは間違いありません。
しかし、適用前の元の状態に戻すことでこの問題は解消できるだろうと考えていたことはちょっと甘かったようです。
文字入力ができないという状態こそ脱せたものの、相変わらず日本語入力のみできない状態。
これって日本人である僕にとって致命的な問題ですよね。
そこで以下のページを参考にMicrosoft iMEを再インストールを試してみることにしました。
参考 Windows 10のMicrosoft IMEで日本語を再インストールする方法
試してみたけどうんともすんともいわず。そもそもIMEアイコンが通知領域に表示されない。
クソアップデートもといなんだただのクソ仕様か。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2017/07/hiro.png” name=”さきょ” type=“l fb”]
Cortanaさんがいるからだいじょうぶですー
[/voice]
・・・んなことあるかい!
日本において半角英数字と音声入力しかできないパソコンなんて無価値に等しいシロモノ。
僕の場合、Mac上の仮想環境でWindowsを使っているからMac上で日本語入力してコピーしてWindows上でペーストなんてしてしのぎましたがこれがWindows実機だったらと思うとなんともやるせない気持ちになったことでしょう。
そこでWindows 7まではおなじみだったIMEツールバー(言語バー)を表示させるという方法で日本語入力ができないという問題を一応ながら解決しました。
覚えていますか?IMEツールバー、通称言語バー
僕の記憶が確かなら、言語バーが活躍していたのはWindows 7くらいまでだったんじゃあないかと思います。
Windows 8からはそのかわりにIMEアイコンが幅を利かせていたように思います。ワンクリックで日本語⇔英語の切り替えが可能ということで操作が楽になったと感じた人もいたでしょう。
Windows 8→8.1→10とアップデートを重ねていくうちにIMEアイコンであることが普通になっていましたが、思い起こしてみればそれまでは何不自由なくIMEツールバー(言語バー)を使いこなしていたことを思うと
なぜ消した?
という不条理な怒りがフツフツと湧き出してきました。
言語バーよ、今こそ復活の刻なのである。
IMEツールバーを開く
さて、そこでまずはWindows 10においてIMEツールバーが開けるのか、そこから知る必要があるわけです。まずはCtrl+Rでファイル名を指定して実行を開き、ctfmon.exeと入力してOKをクリック。IMEツールバーが表示されるかどうかを確認します。
うひょーーーーー!
およそ数年ぶりに見る言語バーに幾ばくかの感動をいだきつつも、恐る恐る文字を入力をしてみると…
日本語入力も問題なく行うことが可能であることを確認しました。
[aside type=”warning”]
ただし…
ここで安心してしまってはいけません。この状態ではパソコンを再起動するとIMEツールバー(言語バー)は起動しません。起動時に自動的に起ち上がるよう常駐設定を行う必要があります。
[/aside]
IMEツールバー(言語バー)が常駐するよう設定する
先述した通り、この状態だとパソコンを起動するたびに毎度「ファイル名を実行」から操作する必要があり、手間以外のナニモノでもありません。これらは常駐してこそ意味があるのです。
というわけで、IMEツールバーが常駐するようレジストリエディターに登録していきます。
まずはCtrl+Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、regeditと入力→OKをクリックします。
レジストリエディターが起動したら以下の場所を探しましょう。
HKEY_CURRENT_USERSーSoftwareーMicrosoftーWindowsーCurrentVersionーRun
この場所にIMEツールバーが常駐するよう登録していくわけです。
編集→新規→文字列値とクリックしていき登録作業を行います。
- 名前:ctfmon.exe
- データ:C:\Windows\System32\ctfmon.exe
登録作業が完了したら、Windowsを再起動してIMEが常駐起動しているかどうかを確認します。
再起動すると自動的にIMEツールバーが表示されるようになりました。これで日本語入力も、文字種の切り替えも何事もなかったかのように利用できるようになりました。
Parallels Desktop
●Mac上でWindowsを動かせる!
●Windows 7、10など複数同時起動も可能!
●UbuntuなどWindows OS以外のインストールも可能!
●意外とゲーム用途にも使える
編集後記
懐かしいはずの言語バーでしたが、いざ表示させてみると不思議な安心感を感じますね。久しぶりという感覚なのかなんなのか。とにかくIMEアイコンより使い勝手が良いというのは確かな模様。
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