なんだか昔懐かしほっこり感が漂ってきますね。
スマートフォンのカメラアプリはどれもスゴい機能を前面に押し出しつつ日々リリースされている最中、ちょっと他とは毛色の違う「不便さ」をウリにしたカメラアプリがあります。それが『Tomo』。公式サイトでもその不便さを前面に押し出しているほど。なぜそんな不便なカメラアプリをリリースしたのか、そのコンセプトは涙なしでは語れません。
写真を「撮る」ことに満足し、振り返って「見る」ことが確かに少なくなった
写真って撮影するのが楽しいんじゃなくて、撮影した写真を現像して見ることが楽しかったんだなと改めて思い出させてくれる、『Tomo』はそんなアプリです。
何が不便? すべてにおいて不便なんです
『Tomo』の不便さはおそらくこれまで触ってきたカメラアプリの中でもダントツです。びっくりするくらい不便。何が不便かって? それはもう…全部って言い切ってしまってもいいくらい不便です。
まずコレ。フレームの小ささ。画面は大きいのにとってもフレームが小さいんです。でもこれ、インスタントカメラだったら普通のことでしたよね。覗きこんだらこんな感じで見えてた…と思う。
せめてもの救い? はイン・アウトカメラの切り替えができるってことくらいでしょうか。このあたりはデジタル感が残ってる、そんな感じ。
撮影した写真ってすぐにでも確認したいですよね。でも、『Tomo』はそれができない。不便極まりない。でも、これだってインスタントカメラの時代なら当然のことでしたよね。カメラを使いきって現像に出して戻ってくるまではどんな写真だったかを確認することはできなかったはずです。
ちなみに『Tomo』は36枚の写真を撮影しきるまでは、撮影した写真の確認をすることができません。
36枚の写真を撮影仕切ったその後も、すぐに写真を確認できるわけではない
さらに『Tomo』の不便さは続きます。それは写真を36枚撮影しきったその後も、写真をすぐに確認することができないってこと。写真を確認することができるまでに、撮影完了後から72時間の時間が必要になります。
あぁ…なんて不便なのかしら。
でも、ちょっとまってほしい。インスタントカメラの現像だって似たようなものじゃなかっただろうか。確かに現像に要する時間は少々かかっても、出来上がった写真を受け取りにお店に行くのってだいたい2日から3日後くらいだったと思う。
そう考えると、今の時代が便利になったってだけで、特段昔が不便だったわけではないんじゃないだろうか。
SNSシェア機能なんてもの…あるわけない
FacebookやTwitter・Instagramなど、撮影したらなんでもSNSなんかにサッとシェアする、それが今風なんだろうけれど、そんな便利な機能は『Tomo』にはもちろん備わっていません。
確かにそうだ、別にSNSに写真をアップするためにカメラで撮影しているわけではなかったから。昔は思い出として残すためにカメラで撮影していたのだから。
Tomoの制作話、共感できる部分が多大にあると思います
Tomoの公式ウェブサイトにある「Tomoについて」という項目は一読しておくことをオススメします。確かにそうだったよな〜って共感できる部分が非常に多い気がします。
旅行でインスタントカメラを使っていた世代はよく知ってると思うが、旅行での写真なんて36枚もあれば充分である。旅先で子供の記念撮影。iPhoneで撮影しては撮った写真を確認し、撮り直し、子供がうんざりしている姿をたまにみかける。ひょっとすると我が家もそうかもしれない。と思ったらゾッとした。
〜Tomoについてより引用〜
カメラで記録に残しても、振り返って写真を見る機会ってそういえばなくなってきてる気は確かにします。ふと、自分もそういえば…と当てはまる要素があれば、ぜひこのアプリで撮影する目的を再確認してみてはいかがでしょう。
アプリのダウンロードはこちらから
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