個人的にはこれはあまり契約加入者を見込めない気がする。
ソフトバンクが通話定額制を2014年4月からスタートさせるという話題が注目を浴びているようですね。
これまで行っていた通話定額との違いは、同一キャリア間での通話に限らず、他キャリアへの発信もOKというところ。
とりあえず現状を簡単にまとめてみましょう。
ソフトバンクのスマートフォン音声通話定額制の概要
ひとまず簡単にまとめてみました。
ソフトバンク音声通話定額制サービス開始時期:2014年4月21日より
対象端末:SoftBank 4G・SoftBank 4G LTE対応のスマートフォンを新規又は機種変更で契約した人が対象
???
高くね???
月額利用料に加え、980円/月の基本使用料が必要になるらしい。
さらに、各プランともパケット通信量が規定量を超えたら超過料金が加算されるとのこと。
それを回避するには300円/月の低速通信オプションをつけておかなくてはならない。
1回あたりの通話時間に制限があり、かつこのプランを有効に活用するには月10回くらいは電話かけてる人でないとお得感がないように思います。下手にこのプランを契約することで逆に毎月の料金支払いが恐ろしく高くなりそうな悪寒。
ドコモ・auもソフトバンクに追随の動き
ソフトバンクの音声通話定額制導入に、ドコモ・auも追随の動きがあります。こちらはVoLTEでの定額制です。ソフトバンクの音声通話定額制とどう違うのかというと、ソフトバンクの場合はこれまでと同様に音声通話は音声回線を使用しますが、ドコモ・auの場合はLTEネットワークでIP通話が前提ということです。
VoLTEのVoとはVoice Overの略です。音声をパケットで通信して届けるってイメージがしっくりくるかな。こちらは1000円/月程度に収まりそうな見方をしている方が多そうです。
無料通話アプリより魅力的なサービスなのか?
長々と書き綴りましたが、果たしてこれらは魅力的なサービスになり得るのでしょうか。
すでに日本でも無料通話アプリ群がかなり普及しています。
まとめ記事( 【無料通話】様々なサービスを比較してみた【メリット・デメリット】)を参照していただけるとわかると思うのですが、ソフトバンクが他社に先駆けて通話定額制を開始したところで、正直なところそれがヒットするとは到底思えません。かなり遅すぎたのではないかとさえ思ってしまいます。
その上、Wi-Fiスポットの数も以前と比べかなりの充実度。「無料通話アプリ+Wi-Fiスポット」の活用ができれば、現状の通信プランのままでもそう不自由さを感じることはないはずです。
音声通話定額制なら、長電話をしようと思ったら、一定時間を過ぎたら一旦電話を切って、再度発信しなければならない手間もありますしね。
「5分超えそうだから一旦切るね」なんて毎度やってたら面倒くさすぎ。
今後どういう動きになっていくか見ものですね。
コメント